縄文人の遺伝子。

葦木啓夏(Hiroka Ashiki)

2015年05月29日 12:23


日本人の大多数の遺伝子に「縄文人」が
大きく影響していることが最新の遺伝子研究で
わかったと、今朝のNHKで見かけました。

興味深く聞いていたら、

姿形は似ていども、
近隣のアジア諸国の遺伝子と全く別の
遺伝子だと言うことの
分析結果が見えてきたとのこと。

分布マップをつくり詳しく調べていったら、
琉球、日本人、アイヌの遺伝子の起源の
方向軸の先に「縄文人」があると仮定され、
それを元に、縄文人の歯から遺伝子を調べ
分布マップに当ててみたところ、
見事に仮定と一致したみたい。

分布マップ図、写真とっておけば良かったのだけど
目が離せなくて取り忘れてしまった。。

私のイラストじゃ説得力ないですが
こんなかんじだったような気がします。



おもしろい。

そして、その研究とは別の視点の
染色体による遺伝子研究についても紹介されていました。

男系(お父さんーおじいちゃんーひいおじいちゃんーetc…)
で受け継がれていくY染色体。

その中でも古い方の遺伝子とされるD染色体は、
チベット・アンダマン諸島・日本など
限られた場所でしかみつかっていないらしく
日本人男性の40%ほどの人達がD染色体を
持っているみたいです。

ググってみたら
Wikiにて 
【ハプログループDは、今より6万年前[3]にアフリカ-イラン-中央アジアのいずれかにおいてハプログループDEから分岐し、内陸ルートを通って東アジアへ向かったと考えられている。こんにち、このハプログループDは、日本列島・南西諸島やチベット高原のほかにはアジアの極めて限られた地域でしか見つかっていない。】

とのこと。

チベットにシンパシー感じるのは、そのせい?
アンダマン諸島は、インドとタイやマレーシアの間にあるそう。(ここってもしかして、海底に沈んだスンダランドがあった場所?)
そっち方面の料理に惹かれるのはルーツの影響かしら?コバルトブルーの海。象といっしょに海を泳げる。手つかずの自然が残った場所だそうです。いつか行ってみたい!
いろいろ想像はふくらみます。w

そんな前置きを持ってからの
縄文時代後期・中ッ原遺跡への朝さんぽは
昨日と、これまたちょっと意味合いも、味わいも
ひと味ちがう感じで楽しめました。




アリさん。朝から列をなして、働き者です。




風にゆれるお花。なんというのだろう?
ふわりふわり、楽しそうでした。





観るもの。



聴くもの。



感じるもの。



血の中に、チノの、
この場所で、はるか昔
祭をしていた人たちとのつながりを
実感しながら口ずさむ
縄文のうた「つないで」は、
いつもに増して、おだやかな心でした。

不思議だなぁ。

ありがとう。


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