慈愛を感じる空間で。中信松本病院、ロビーコンサートご報告。
3月12日は、松本市にある
中信松本病院で、
入院されている患者さん向けのロビーコンサートでした。
毎月一回の開催。今回でなんと、220回目!
病院スタッフさんの【ふだん出歩けない患者さんのために少しでも楽しみを提供したい】という純粋な愛をのせて18年以上開催され続けている、歴史がつまったコンサートです。
毎年この時期に呼んでいただいてます。
今回で7回目(7年目)でしょうか。
毎回、気づきと成長を頂いています。
とても、ありがたいことです。
毎年のコンサートと少し違ったことは、私の母方のおばあちゃんが偶々こちらの病院に入院していたこと。
始まる前に、おばあちゃんに会えたり、おそらく18年ぶり!?親戚のおばちゃんと、イトコたちにも会うことができて、とても嬉しく懐かしく思いました。
イトコと前回会ったのは、まだ私が小学生のときのこと。1歳の赤ちゃんだったKくんは19歳の男の子に、妹のようにかわいく思っていたNちゃんは25歳のすてきな女性に成長していました。時の流れってすごい。おばあちゃんの営むリンゴ畑でいっしょに遊んだときの思い出や、楽しかったことが次から次へと思い出されました。
夕方17:15。
ロビーコンサートがはじまりました。
お久しぶりの方。はじめましての方。
「ありがとう」の歌詞を覚えていっしょに
歌って下さった方も居ましたね。
私の音楽活動の原点は、路上ライブで唄い始めたこと
そして、その後、各地の福祉施設や病院で歌わせて
いただいたことにはじまるのですが、
特に病院でのコンサートでは、音楽のチカラを
感じずにはいられません。
明日は会えるか分からない。
1年後会えるかも分からない。
でも「今」出会えている。
この瞬間にすべてが詰まっている。
歌をうたうということは
出会えたみなさんのそれぞれの人生に介入させて頂く
「いのちを扱うお仕事」なんだと思います。
誰もが誰もを思い合っている。
相手を慈しむ心。
魂にふれる空間のなかで、
原点に立ち返らせてもらった、
大事な時間となりました。
出会えたみなさま、
聴いて下さったみなさま、
中信松本病院を支えるみなさま、
貴重な機会を、ありがとうございました。
みなさんどうか、お元気で。
また会える日を、本当に本当に
楽しみにしています!
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