春分の戸開け。【岩・草〜古からの記憶〜】

葦木啓夏(Hiroka Ashiki)

2017年03月19日 20:01


3月19日。
【岩・草〜古からの記憶〜】。
片倉館2Fで開かれ、物語仕立てでお届けされた
篠笛奏者・藍羽(あわ)さんのCD発売コンサート。








私は、白い神様の役(ミシャグジ様)として
コンサートのはじまりに
戸開音言霊《とびらきのおとことだま》を。







コンサートのおわりに
開戸祝雅楽《ひらきどのいわいうた》を
歌わせていただきました。

今だから伝えたいことがある。
音を通してやり遂げたいことがある。
1000年先の子供たちへ
残すものは 自然という宝物。
それを知る者たちへ この音をとどけたい。
忘れた者たちへ この音を届けたい。

◎篠笛 藍羽awa
◎和太鼓 kogakusyu翔
◎和太鼓 加藤 拓三
◎キーボード 高山康文
◎語り いのこ福代
◎声(唄)葦木啓夏

すばらしい篠笛の美しい音。
和太鼓の迫力、魂に響く音。
キーボードの空を自在に染める錦の音。
腹の底を震わせる語り部の神話。
どこの世界のものか分からない姿なき声。

音と音。響きと想いが弾ける
素晴らしいひとときでした。




諏訪湖の夕日がいつも以上に
赤かったのは、諏訪の神様
喜ばれてたからだったりして
お客様も大満足そうに、ほかほかして
帰っていかれていましたね。
素晴らしい機会をご一緒させて頂き
ありがとうございました!


P.S
私は諏訪の土着神ミシャグジとは、
宇宙から凝縮した
何かを起こす、立てる力だと感じてる。
(御柱祭は、それ自体がミシャグジ。)





だから、強い意志あるところに
ミシャグジは宿る。

これは、春分の戸開け。

旅立ちの春。いろんな人のなかで
いろんな意志が立ち上がる。

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