祝・春分◎汁 × 具材=うまい! 

葦木啓夏(Hiroka Ashiki)

2017年03月20日 07:00




二至二分。
冬至、春分、夏至、秋分。
この節目はとくに大切にされてきた日本。
本日、春分の日の出は
予想以上に早かった。笑

いまは、6時半くらいなのかな。
太陽の鮮烈な光が、
春の目覚めと冬の終わりを伝える。
開いたよ

この世界がもしも
調和(意識)だけでできていたとしたら。
ひとつで気持ちよくて、つながってるなと
即感じ合うことができるけど、
そこからは受け身で、なにも生まれない。

ちゃんぽんで言うところの満ち満ちてる
汁のようなもので。

そこに意志があるからこそ、
方向性が生まれ、やりたいことが生まれ、
個性が生まれ、様々な違いが生まれ、
へんてこな生き物たちが、今も限りなく
生まれ続けている。その違い自体が
愛なんだと思う。

ちゃんぽんでいうとこの、イカやら
エビやら、キャベツやら、はんぺんやら、
麺やら、いろんな種類の具だね。

そんな、意識 × 意志。
そんな、汁 × 具材。

だからこそ《旨い!》のだ。
汁 だけでも
具 だけでも
つまらない。
両方あるから、おもしろい。

昨日だって、
笛、太鼓、シンセ、語り、歌。
色々な個性があって、ひとつに
なってるから《旨い!》のだ。

昔、長崎の諏訪神社の今は亡き
宮司さんが言ってたなぁ。

「神道は、ちゃんぽんで言うところの
汁の世界なんです。色んな具の違いを
包みこみ、ひとつの味に仕上げます。」

確かに、色んなものを包む汁=和の世界だ。

宇宙には、まずどこまでも絶え間ない
意識がひろがっていて、その状態に
飽きた宇宙が、ビックバンを起こしたと
どこかで聴いたことある。

起こす、生む、歩く、食べる、歌う、
奏でる、語る、伝える、書く、etc…
ぜんぶ、自分が一瞬一瞬つくれる意志の力。
せっかく両方あるのだから、
無意識で不味いちゃんぽんつくるより、
意識的になって自分をコントロールして
旨い!ちゃんぽんつくろう。

昨日のコンサートを明けて
そんなことが心の扉からやってきた今朝。
祝・春分☀


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