2017年01月03日

北斗神社へ初登拝。


諏訪大社前宮と本宮の間にある北斗神社。
北斗七星からたどると見えてくる
北極星・天御中主命(アマノナカヌシノミコト)がお祀りされています。

いままで、このお宮を知りながら
一度も行ったことがなかったのですが
今、夢中になっている古流剣術
北辰一刀流の守護神でもあるので
初登拝させていただきました。





じつは、この長い階段を一度も
休まずに登りきったら大丈夫という
自分への願をかけ登ったのですが、
修験の血が騒いだのか、はたまた
鳶職の父の血が騒いだのか知りませんが
勢い余って山の上まで登りたくなり。(笑)
お宮についたあとも、ひたすら
ケモノミチを掻き分け、山の頂上へ。



空が輝いていました。
ありがたや。
ぶれない星を見いだそう。
  

Posted by 葦木啓夏(Hiroka Ashiki) at 15:15Comments(0)古代 遺跡 心の美自分を育てる。

2017年01月03日

光を慕いて。


陰もあれば陽もある。
そんなことを感じた朝イチ★ウォーク。





曇り空の向こうに、
必ず光は広がっている。
葉っぱの上には雫も輝く。



お正月の読書として読みはじめた
仏教実践者としての曾おじいちゃんの
生涯が書かれた本。
なんと去年。偉人発掘シリーズという近代日本に迫るシリーズで、存在を見つけてくれ発刊されたらしい。

妹尾義郎は、広島の東城村の作り酒屋に生まれる。
母校を首席で卒業。今でいう東大へ優秀な成績で入学し、新渡戸稲造校長に憧れて毎日日記を付け勉学に励むが、胃腸と気管支の病魔により故郷での療養を余儀なくされ志半ばで、立身出世の道を断念。
人生に絶望し悲観に暮れ家に籠っていた所、みかねた兄が空気銃をくれ、少しずつ野に出て遊ぶようになり、落とした雀を探しにいった先で出会った豆腐屋の主人から「小鳥も命は惜しいでしょう。時間潰しに殺生するよりも、豆腐の臼ひきやお題目を唱える方がどれ程良いかもしれません」と一言。
この言葉に感動し、主人に親しみを覚え、毎日のように通い、臼ひきをして題目を唱える日々をしばらく暮らしたそう。
それが、仏教の道へ歩みはじめた始まり。

曇り空の向こうに、あたたかな光を
感じたのだろうか。

★「人は何かの使徒として生きていくが自分は権力の使徒となる立身出世の道から落伍した。人生の真実を語る仏の使いとして生きるこそ最も尊貴だ。」
自分を失意のどん底に落とした病魔さえもありがたい恩寵に思われた。
幸福になって社会的貢献をするのは病気が回復してから、と考えていたが、幸福は病気そのものの中に、貢献は現在戦っている生活そのものだと思った。出世した同期生に対して抱いていた嗟跌の悲しみは、この自覚の前には問題ではなくなったという。
★(本文より)

妹尾義郎の心に明らかな
光が灯った瞬間。
3代の時をこえて、学生時代の曾祖父が
光の実在を伝えてくれる。
もっと読み進めていこう。

「光を慕いて」
曾祖父が残した本のタイトル。

私も、時代、形、スタイルは変われど
光を慕い、生きていきたいな。
  

Posted by 葦木啓夏(Hiroka Ashiki) at 08:17Comments(0)自分を育てる。