葦木啓夏Blogー創世記ー

3月13日は、中信松本病院のロビーコンサートで唄わせてもらいました。毎年この季節にお声かけいただきとても嬉しく思っています。中信松本病院のロビーコンサートは今回で208回目の開催！すごいことです。スタッフのかたも、「もうここまできたら、やめるわけにはいかないよね」とお話しているのを立ち聞きしてしまいました。想いの積み重ねの数だけ、この場がつくられています。
入院されている、外に行きたくても一人で行けない、動きたくても自分の意志で動くことの出来ない重度の患者さんを中心に、普段楽しみの少ない病院のなかに音楽をもたらすため行われているコンサート。その想いの純粋さに胸を打たれて、毎年、お声かけをいただいたら行かせてもらっています。純粋なものは純粋な目的のまま保ちたい。そのため告知もしなかったのですが、その純粋さゆえに、私のこころのなかのあらゆる欲もあぶりだされて、自分の「唄う」という行為に混じる別の思惑や意図も感じてしまいました。向き合う良いチャンスを頂いて有り難い学びの機会です。

終了後のお食事会のなかで「また来年も、この季節に」と、声をかけていただきました。一年後、自分がどれだけ成長出来ているのか振り返る、そして、みなさまと純粋にふれあえることを目指して、進んでいきたいと思います。